あずさんの日記

日々、感じたことや考えた事を綴ります

一人で居酒屋ご飯をすることについて

先日、一人で居酒屋にご飯を食べに行ってきた。

決して小洒落たお店でも、味のある店でもなく、全国に展開しているチェーン店。

 

久々にご飯を一人で食べることになったので、せっかくだから楽しみたい!と思っての行動だった。

夕方から一人で生ビール飲めるのってすごい開放感ありそう!そう思って、居酒屋に行くことにした。常連さんが多いお店や、おしゃれなお店は緊張するので近所のチェーン店に行くことにした。

 

そのお店には前に一度だけ行ったことがあったんだけど、一人で行くとビルが古いことがやけに目について妙に心細くなってしまった。

 

お店に入ると「お一人様ですね。」と言われ、4席にしかない小さめのカウンターに通してもらった。

新聞を広げてビールを飲んでいる70代ぐらいの男性と、焼酎のボトルセットを完備した70代ぐらいの女性がそれぞれ座っていた。いつもここでご飯食べてるのかな?というぐらい落ち着いていて、なんというか、ここが居場所という雰囲気がすごく出ていた。

 

その二人の間の席に通された私、、なんというか、んー落ち着かない。

見慣れない顔だな、、と思ったのか、ただ単に人が来たからなのか二人ともチラっとこっちを見てすぐに視線を元に戻した。

 

そんな二人の間からとりあえず生ビールを注文した。

一人の時間を満喫しようと思って、本を持って来ていた。本を読みながらゆっくりご飯を食べてくつろいで帰ろうと思っていた。

 

何品か料理を注文した。自分の好きなものばっかり。チーズを揚げたものや、ぽんぽち串、生春巻き。

美味しかった、美味しかったけど想像していたよりは美味しくなかった。

大好きなメニューも一人で落ちついて食べると何だか思った以上に油っぽいような気がした。

席もなんだか落ち着かなくて私は早々に退散することにした。

 

店選びが良くなかったのかな?

不完全燃焼な気持ちを抱えてトボトボ歩いた。

 

私は一人行動が好きだった。

寂しいってどうゆう感情なのかよく解らないぐらい、一人の時間が好きだった。

でも、どうやらここ数年で変わってしまったようだ。

「寂しい」って言葉を知ってはいたけど、実感したのはその日が初めてかもしれない。

 

カウンターの両隣の二人からなんとなく発せられるオーラや、古いビルの無機質な感じ、お料理の均質的な味になんだかすごく、寂しい気持ちになった。

 

料理の味も、お店の雰囲気も自分にマッチするタイミングみたいなものがあると思う。

お店の雰囲気も気楽で好きだ、という時もあるし、料理の味だって美味しく感じられる時があると思う。。両隣の二人だって気にならないときは全然気にならない。

そもそも超ハッピーな二人かもしれないし、、全部自分が勝手に感じ取ってるだけなんだけど。。

 

ただ、なんとなく、今の自分には合わなかったんだなぁって思う。

次に一人でご飯を食べるタイミングがあれば、誰か人を誘ったり、お家で何か作って食べようと思う。